女子大学生 diary

大学5年生

謎の男

町田編1-2

chakadenchang.hatenablog.com

 

チーズケーキを1ピース買ってもらった。

灯りが少ない踊り場に行きふたりで半分個した。

想像以上に、味は普通だった。

まあ、この謎のイケメンと食べているからいっか。もはや味なんてどうてもよい。

 

わたしは、この謎の男との今夜、たった一夜を楽しみに胸を躍らせていた。

断っておくが、わたしは、何も抱かれたい願望があったわけではない。

それは二の次で、わたしは、この男が今夜私にどんな景色を見せてくれるのか、に期待をしていた。

 

 

まじまじと謎の男の顔を見るわたし。

謎の男も、わたしを見ている。

 

「この男、色々ヤバそうだな笑」心でささやいた。

普通の人の目ではなかったからだ。

 

小顔で、目はそこまで大きくないが二重、鼻も高く、唇は薄め。

ルックスで魅了されるがまま目を見つめると、癖になってしまいそうな目の光を感じる。

目だけで女をなめまわすこともできるのか。この人。

それとも、わたしが男慣れしていないからなのか。

 

いずれにせよ、この謎の男はわたしにとって気分を良くするアルコールのようだ。

 

そんな、アルコール男と会話をしながらチーズケーキをつまみにする。

 

軽い自己紹介が始まる。

この謎の男、エンタメ関連の職業らしい。

 

なるほど、やはりその業界の華やかさと、チャラさは噂では聞いていたがこの時に初めて納得がいった。

 

そして、わたしの話をした。